cartaphilium

La prière la plus solitaire est ainsi la plus solidaire des autres.

創作

文体の舵をとれ 〈練習問題⑧〉声の切り替え

問一:三人称限定視点を素早く切り替えること。600-1200文字の短い語り。練習問題⑦で作った小品のひとつを用いてもよいし、同種の新しい情景を作り上げてもよい。同じ活動や出来事の関係者が数人必要。 複数のさまざまな視点人物(語り手を含む)を用いて三…

文体の舵をとれ 〈練習問題⑦〉視点(POV)(ノクチル)問二・問三

四〇〇〜七〇〇文字の短い語りになりそうな状況を思い描くこと。なんでも好きなものでいいが、〈複数の人間が何かをしている〉ことが必要だ(複数というのは三人以上であり、四人以上だと便利である)。出来事は必ずしも大事でなくてよい(別にそうしてもか…

文体の舵をとれ 〈練習問題⑦〉視点(POV)(ノクチル)問一

四〇〇〜七〇〇文字の短い語りになりそうな状況を思い描くこと。なんでも好きなものでいいが、〈複数の人間が何かをしている〉ことが必要だ(複数というのは三人以上であり、四人以上だと便利である)。出来事は必ずしも大事でなくてよい(別にそうしてもか…

文体の舵をとれ 〈練習問題⑥〉老女

今回は全体で一ページほどの長さにすること。短めにして、やりすぎないように。というのも、同じ物語を二回書いてもらう予定だからだ。テーマはこちら。ひとりの老女がせわしなく何かをしている──食器洗い、庭仕事・畑仕事、数学の博士論文の校正など、何で…

文体の舵をとれ 〈練習問題⑤〉簡潔性

一段落から一ページ(四〇〇~七〇〇文字)で、形容詞も副詞も使わずに何かを描写する語りの文章を書くこと。会話はなし。 早朝、師走の海沿いを進む列車は、すべてが今日になり損ねて昨日のままのような、ある種の静謐さを湛えていた。とっておきの秘密を共…

自選短歌(2)

海だから 二十五センチメートルのこの水槽を母としようか テレビからマジカルビーム世界が破滅したあとの景色をお送りします もういくつ寝るとお正月 廃墟みたいな実家の窓辺 まあそんな感じで日は暮れていきます忘れた頃の痛みみたいに 泳ぐのは春の驟雨の…

樋口円香の単色アイコンについて

時がすぎるのはあまりに早い。 同じ昨日を繰り返しているようで、また訪れる今日はすこしづつその軌道を変えて、私たちはいつの間にか遠くどこか離れた場所にいるものです。 半年前に私たちが何について話していたか、覚えていますか? そう、樋口円香さんの…

文体の舵をとれ 練習問題 第一章~第四章

私が主催して七月から牛歩の歩みで進んでいる文舵合評会で提出した文章のまとめです。 下の方に各文章についてのメモがあります。 第一章 自分の文のひびき 〈練習問題①〉文はうきうきと 問一 声に出して読むための語りの文を書いてみよう。 その際、オノマ…

自選短歌(1)

私の作った短歌で特に気に入っているやつを選んでみた。だいたい2019年くらいから最近までのもので、Twitterに投稿するのもなんか気恥ずかしいからとiPhoneのメモアプリでしばらく眠っていたものも多い。というかほとんどである。各句の並びは適当なので、年…